映画「ファウンダー」が面白すぎる!マクドナルド成功の秘訣とは?

先日、映画「ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ」を見てきました。

ファウンダーはマクドナルドを最初に創業したマクドナルド兄弟(マックとディック)と、マクドナルドをフランチャイズ化して拡大していったレイ・クロックの物語です。

マクドナルドがフランチャイズ展開により全米に拡大してる様子を描いた、実話に基づいた映画です。この映画を見れば、マクドナルドがどのようにして全米に拡大してきたのか、その成功の秘訣や裏にあった物語を知ることができます。

以下、ネタバレありです。

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物語はマクドナルドをフランチャイズ化して全米に広げていったレイ・クロックが、ファーストフード店にシェイク用のミキサーを営業しているシーンから始まります。

なかなかミキサーが売れずに困っていたところに、ある店舗から8台のミキサーの注文が舞い込みます。その注文を出したのが、マクドナルド兄弟が経営しているマクドナルドでした。レイはマクドナルドの効率的な運営システムを見て、マクドナルド兄弟にフランチャイズ化を提案します。

その後は全国展開を進めていく過程で、利益重視のレイと味重視のマクドナルド兄弟の間に確執が生まれ、最終的にはマクドナルドの権利をレイが買い取って物語は終わります。

この映画を見ると、マクドナルドが成功できたのは以下のような理由があったことが分かります。
 

ファーストフードの既成概念を壊した新しい付加価値の提供

1950年代のアメリカのファーストフード店では、客は車に乗ったままウェイトレスに食事を注文して、食事が出来上がったらウェイトレスがまた車まで運んできてくれるの普通でした。ローラーブレードを履いたウェイトレスが料理を運んでいるシーンが映画でも描かれています。

このシステムだと客が料理を受け取るまでひどい時だと30分も時間がかかり、頼んだメニューと違うものが届けられるということもよくあったようです。

そんな中でマクドナルド兄弟が生み出したのは、注文からわずか30秒でハンバーガーを提供できる徹底的に効率化されたシステムです。

注文を受けてから30秒でハンバーガーを提供できるように、メニューをハンバーガー、ポテト、ドリンクの3種類に絞ります。そして店内のレイアウトを試行錯誤を繰り返しながら改善し、動線を徹底的に効率化します。

また、質の高いハンバーガーを安定して供給するために、ハンバーグの焼き方やポテトの揚げ方を細かくマニュアル化します。

その他にも、客が車から注文するシステムをやめて、店頭まで注文に来てもらうことでウェイトレスがいらなくなります。皿やフォークを提供するのをやめて、紙に包んだハンバーガーを提供してコストを削減します。

マクドナルド兄弟が生み出したこのシステムを見て、レイは衝撃を受けます。そしてレイはマクドナルドのフランチャイズ化を兄弟に熱心に勧めるようになります。
 

ビジョンを共有できるオーナーに店を任せたこと

フランチャイズ化を始めた最初の頃は、富裕層の人たちに投資案件としてこのフランチャイズ化の話をもちかけます。

しかし彼らはあくまでも投資として割り切って店舗運営をしていたため、マクドナルド兄弟が生み出した効率的な店舗運営やハンバーガーの質が崩れてしまい、フランチャイズ展開があまりうまくいきません。

そこでレイはフランチャイズのターゲットを変えます。レイがフランチャイズ店のオーナーのターゲットとしたのは、家族を養うために頑張って働かなくてはいけない人たちです。

レイはマクドナルド加盟店のオーナーたちを家族のように扱い、彼らにマクドナルドのビジョンを共有して成功を夢見させます。加盟店のオーナーたちはレイとビジョンを共有していて、努力することが成功につながると信じているので、堅実にマクドナルドの経営をしてくれます。

人をまとめるには損得を示すよりも、ビジョンを共有することがとても有効的だということが分かります。
 

フランチャイズ加盟店に自社所有の土地をリースしたこと

最初は加盟店のオーナーが自分で探してきた土地を自分で購入して、そこにマクドナルドの店舗を建てて経営する仕組みでした。しかしこの仕組みだとレイが受け取る収入が少なかったため、資金繰りに窮することになります。

そんな時に、レイはある人物から「マクドナルドはハンバーガーチェーンではなく、不動産業だ」という助言を受けます。助言をしたのは後にマクドナルドの初代CEOになるハリーです。

そしてレイは自ら購入した土地をフランチャイズの加盟店にリースとして提供するようになります。これにより、それまでのレイの収入は各店舗の利益に応じたロイヤリティ収入だけでしたが、土地の賃料収入も加わることになります。

これをきっかけに、マクドナルド加盟店への実質的な権利がマクドナルド兄弟からレイに移ることになります。
 

そして最後は「根気」

レイがミキサー営業の時代から聞いている自己啓発のレコードでは「成功するためには才能や学歴よりも最後までやり抜く根気が重要である」と言っています。

そして最後のシーンのレイのスピーチでも、全く同じことを繰り返し喋ってます。

レイは50代でマクドナルドのフランチャイズを始めましたが、その行動力の根源にあったのは「絶対に成功してやる」という野心でした。

実際にレイは何度も苦しい場面に直面していますが、それでも野心を持って諦めずに努力を続けたことで最後には成功をつかむことができました。
 

まとめると、マクドナルドの成功の裏には以下の4つの背景があったことが映画を見るとわかります。

・徹底的に効率化されたシステムでハンバーガーを注文からわずか30秒で提供する
・ビジョンを共有できるオーナーにフランチャイズした店を任せる
・フランチャイズ加盟店に自社所有の土地をリースする
・根気を持って諦めずに努力を続ける

 

今回の映画の主役はレイですが、レイはどちらかと言うと悪役的な描かれ方をしているので、この映画を見てレイのことを好きになる人は少ないんじゃないでしょうか。

この映画の監督であるロバート・シーゲルはレイの自伝と評伝を手がかりに脚本を執筆したようですが、レイの遺族やマクドナルドの経営陣にとっては複雑な気持ちになりそうな映画です。

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