ハーバード大学が新しいMBAプログラムを発表|MSとのJoint Degree

近年のビジネスにおけるテクノロジー領域、デザイン領域の重要性の高まりに応えて、ハーバード大学が新たなMBAプログラムを発表しました。

http://www.hbs.edu/mba/academic-experience/joint-degree-programs/Pages/school-of-engineering-and-applied-sciences.aspx

今年から学生の募集を開始するこのプログラムではMBAだけでなくMSの学位も取得可能です。MSとはMaster of Scienceの略で、特にMS in Engineering Sciencesの学位が得られるそうです。ちなみに日本語では修士(理工学)といったところでしょうか。

カリキュラムはデザイン思考やイノベーション・マネジメントなど、テクノロジー系のプロダクトを開発する製造業やベンチャーの経営に係るスキルを得られるようです。

ビジネススクールと理工系大学院とのJoint Degree

この課程はMS/MBAと表記され、修了者にはJohn A. Paulson School of Engineering and Aplied Sciences (SEAS)と呼ばれる理工系大学院からMSの学位が、Harvard Business School (HBS)からMBAの学位が授与されます。

一般的にMasterの学位は修了までに2年を要するのですが、Joint Degreeのプログラムでは2つのMasterを3年で修了可能というものが多いです。今回ハーバード大学が発表したこのMS/MBA Joint Degreeは、2つのMasterをなんと2年間で取得できるということで、非常に濃密なカリキュラムとなっているようです。

具体的には、通常は夏休みと冬休みに充てられる時期も何らかのカリキュラムが提供され、それらを合わせると1セメスターの4分の3ほどの期間になるようです。従って、在籍期間は2年間なのですが、セメスターで数えると4と4分の3セメスター分の学習量になるということです。

予定合格者数は30名程度

毎年30名程度の学生を受け入れる予定で、学士課程で工学またはコンピュータサイエンスを専攻し、かつ数年の社会人経験を持つ人材を入学させるそうです。

学生達は、「どのように作るか」だけでなく「何を作るか」の方向性を定められるような、テクノロジー系企業のマネージャーやCEOに求められる資質を獲得して巣立っていくことになります。

ベンチャーが成功するためには、顧客のニーズを正しく把握し、テクノロジーを最大限活用し、有効なビジネスモデルを構築する必要があります。そうしたベンチャーのリーダーには、製品に対しても、ビジネスモデルに対しても、組織に対しても優れたデザイナーであることが求められます。

MS/MBAプログラムの学生は上記の要件に適うように、エンジニアリング、デザイン、イノベーション・マネジメントのスキルを身につけていくということです。

受験者は秋冬どちらかのRoundで応募

今年から新たに募集を開始する本プログラムですが、入学希望者はRound 1 (2017年9月6日応募締め切り)かRound 2 (2018年1月3日応募締め切り)のどちらかに間に合うように、大学のWebサイトから応募書類を提出する必要があります。

まずエッセイやTOEFLスコアなどの書類による審査が行われ、それにパスした受験者にのみインタビューが実施されます。

合否の結果は、Round 1の受験者には12月中旬、Round 2の受験者には3月頃に受験者に伝えられるそうで、合否には下記の3パターンがあります。

  • MS/MBAのJoint Degreeプログラムに合格
  • MBAのみに合格
  • 不合格

つまり、MSのみに合格というパターンはないようです。

ちなみに、日本人にとって気になるのは必要な英語力ですが、Harvard MBAの入試事務局はTOEFL iBTのスコアで109点に満たない受験者は応募を取りやめた方が良いと公式に発言しています。

The MBA Admissions Board discourages any candidate with a TOEFL score lower than 109 on the iBT, an IELTS score lower than 7.5, or a PTE score lower than 75 from applying.

このプログラムの受験をめざす人にとっては、TOEFL 109点がまず第一の関門となりそうです。

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