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これからの時代にプログラミングは必須のスキル!と言われて久しい今日このごろですが、「始め方すらわからない…」という未経験者は多いのではないでしょうか?
今日は全くのプログラミング初心者向けにオススメの言語をご紹介します!
単刀直入に言えば、プログラミングとはパソコンやスマホなどのコンピューターに「あれをしろ、これをしろ」という命令のリストを作ることです。この命令のリストのことをコンピュータプログラムと呼び、例えば以下のような文字列(ソースコード)として記述されます。
console.log('hello world!');
プログラミングっていったいなんなの?という人にとっては英字と記号の羅列にしか見えないかもしれませんが、これはブラウザに文字列を出力させるプログラムです。このように書くことで、コンピュータに「文字を画面に出してね」とお願いすることになるのです。
せっかくなので、ここで試しに「ブラウザのコンソールに文字列を出力する」というのを実践してみましょう!意外と簡単にプログラミングに入門できますよ!(試さない場合は以下の手順は飛ばして結構です)
①ブラウザの右上にある︙をクリック
↓
その他のツールをクリック
↓
デベロッパーツールをクリック
②コンソールタブをクリック
↓
console.log('hello');
と入力しエンターキー押下
③ブラウザが”hello”と返事してくれます!
①ブラウザの右上にある≡をクリック
↓
開発ツールをクリック
②開発ツールを表示をクリック
③下の画像の通りタブをクリック
↓
>>の部分にconsole.log('hello');
と入力しエンターキー押下
③ブラウザが”hello”と返事してくれます!
IEやSafariなど他のブラウザの場合でも、メニューから開発者ツール or デベロッパーツールを探してコンソールにコードを入力することでプログラミングを体験できます!
また、勘の良い人ならすでにお気づきかと思いますが、入力したコードの中でhello
の部分を他の文字に変えればブラウザの出力も変わります。ぜひ試してみてくださいね。
プログラムには多くの言語が存在し、例えば上記のコードはJavaScript(ジャバスクリプト)と呼ばれるプログラミング言語で書かれています。それぞれのプログラミング言語には、言語の仕様に応じた得意不得意や限界、時代による流行り廃りはありますが、コンピュータを操作するという目的は同じです。従って、最初に学ぶ言語が何であれプログラミングに共通する思考法を身につけることはできます。
現在では、プログラミング言語は200種類以上存在していると言われており、派生言語や方言も含めてその数は増え続けています。しかし、その全てが広く使われているかというとそんなことはありません。よく引き合いに出される言語の数は、控えめに言うと大体10言語といったところでしょうか。
現代社会ではこの世の全てがプログラミングに何かしらの関係があると言っても過言ではありません。例えば、一見関係なさそうに見える紙コップやストローといったアナログな品物ですら、工場の製造過程では工程管理などでコンピュータプログラムの恩恵に預かっているはずです。
コンピュータプログラムなどのITが一切関係ないと言える産業は、(筆者の想像ですが)昔ながらの職人による工芸品の製造現場ぐらいではないでしょうか。
こうした時代背景を受けて、小学校でのプログラミング教育も盛り上がりを見せています。
2016年6月には文部科学省による有識者会議(注)が小学生へのプログラミング教育のあり方について議論をまとめました。その中でも特筆すべきは「プログラミング的思考」の育成に注力している点です。
(注)正式には「小学校段階における論理的思考力や創造性、問題解決能力等の育成とプログラミング教育に関する有識者会議」
プログラミング的思考とは
自分が意図する一連の活動を実現するために、どのような動きの組合せが必要であり、一つ一つの動きに対応した記号を、どのように組み合わせたらいいのか、記号の組合せをどのように改善していけば、より意図した活動に近づくのか、といったことを論理的に考えていく力
小学生でもプログラミングを学ぶ時代です。社会人なら自分でプログラムを組んでデータ分析をするぐらいのスキルは身につけておきたいですね。実は、社会人御用達のデータ分析ソフトExcelでも、プログラムを組んで効率的にデータを操作することができます(VBAと呼ばれる言語)。ただ、コードを書いていくエディタが無骨でとっつきにくいので初心者がはじめて触れる言語としてはあまりオススメとは言えません。
では、初心者にオススメのプログラミング言語は何でしょうか?ここではわかりやすく以下の2種類の言語を挙げてみました。
Pythonはデータサイエンスや人工知能などの分野で非常によく使われており、今とても需要が高まりつつあるプログラミング言語です。
このように書くと非常に高尚で修得も難しいものと思われるかもしれませんが、コードを簡潔に記述できてとても勉強のしやすい言語です。良い教材もたくさん出版されており、Webでも探せばたくさん情報がでてくるので初心者にとてもオススメです。最近は海外の大学や東大でも新入生が学ぶ言語の一つとされています。
この記事の一番最初でも体験していただきましたが、とにかく初めの一歩が踏み出しやすい言語です。1行2行体験するだけならエディタの準備すらいらないほどで、Google ChromeやFirefoxといったWebブラウザに付属の開発者ツールだけでも十分楽しめます。
入門のハードルの低さとは裏腹に実は非常に幅広い分野で活用されている言語で、インターネットの向こうにあるサーバというマシンから、お手元のパソコンやスマホの上でも動いているオールマイティさを併せ持ちます。
文字の色が変わりましたか?このような見た目の楽しさもJavaScriptの魅力の一つです。
以上、プログラミングをざっくり見てみましたが「で、結局どうやって勉強すればいいの?」というと、やはり本を買って勉強するのが一番です。書店やAmazonなどで、超のつくほどの入門書(かつ、評価の高いもの)を買って一冊こなしてみましょう。
インターネットの検索のみで勉強するのは初心者向けではありません。何がわからないかもわからない状態ではそもそも検索できませんよね。一冊終われば、何がわからないかぐらいはわかる脱初心者にはなれると思います。自力で検索して知識を身につけることができるようになると加速度的に技術力が付いてきてさらに楽しくなってくるので、まずはそこを目指してみてはいかがでしょうか。もちろん、勉強のやり方には十人十色あるので自分に合った勉強法で細く長く続けていくのが一番ですね。