一番安く起業する方法?それはエストニアでの電子起業!!

起業に憧れる方なら会社を興す方法をいろいろと調べたことがあると思います。株式会社が良いのか、合同会社が良いのか、いやいやそれとも個人事業主から始めるのがベストか…

法人設立の場合、合同会社なら登記に約6万円ほど必要です。これから事業を始めようとするなら6万円ぐらい払えよ、という心の声が聴こえてくるようですが、利益が出るかどうかもわからない現状、やっぱり少しでも安く済ませたいもの。

そんな未来の起業家に考慮に入れてほしい選択肢は、エストニアでオンライン起業することです。今回はその方法をまとめてみます。

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法人登記までの道のり

  1. 電子居住権を取得する
  2. e-Residencyプログラムで起業する
  3. 銀行口座を開設する

1. 電子居住権を取得する

まずはe-Residencyと呼ばれる電子居住権を取得します。この権利を取得すると、エストニア国民でなくても銀行口座を開設したり法人を設立したりすることができるようになります。ただし、居住権はありませんので住みたい場合は別途ビザが必要ということですね。

Webフォームから必要事項を送信
エストニア政府の登録ページ(Application for e-Residency)からパスポートの番号、写真、登録の理由を記入し、登録します。

100ユーロの登録料を支払い
クレジットカード(VisaかMastercard)を使って、登録料の100ユーロを支払います。ちなみに日本円に換算すると、記事執筆時点で1万3500円程度といったところです。また、年会費などは発生しないそうです。

確認のメールを受信
正しく登録できると、申請完了のメールが送られてきます。

申請が認められるまでしばらく待機
申請の承認には30日ほど要するそうです。また、その間エストニア警察と国境警備で組織される委員会があなたの信用調査を行い、e-Residencyプログラムに登録しても危険がないかどうか判断します。場合によっては追加の書類を請求されることもあるとのこと。

申請の承認通知を受け取る
信用調査の後、メールで結果を受け取ることになります。このとき、申請が承認されていた場合は申請時に選んだIDカード受領場所への案内が同報されます。
※東京渋谷区のエストニア大使館で受け取ることが出来ます。

晴れて、デジタルIDカードの受領
受け取りに行く際は、申請時に入力した情報が確認できる書類を持っていく必要があります。(この例の場合はパスポート)
領事館か警察にて指紋を登録すればe-Residencyの登録は完了です。IDカードとカードリーダーを受け取って終了となります。

2. e-Residencyプログラムで起業する

e-Residencyカードを受領した後はいよいよ起業に向けた申請を行います。大まかに、法的住所の取得と自治体への納付金の手続きが要ります。

法的住所の取得
法人の設立にはエストニアの住所が必要です。エストニアでの住所取得を支援してくれる代行業者(ビジネスサービスプロバイダ)が公式ページにリストされていますので、ここから依頼することになります。
Run a company – e-Residency

この住所取得に必要な経費は、安くて1月あたり15ユーロかかります。

※公式ページによると、e-Residency利用者の90%が一つ以上のビジネスサービスプロバイダを利用していて、一月に大体60〜200ユーロの料金を支払っているとのことです。自国の業者に依頼するより結局安上がりとのこと。

会社の登記
登記ポータルからあなたの会社を登記します。電子的にサインして、法的に必要な書類を登録します。

納付金と資本金の支払い
ポータルサイトから、州への納付金である190ユーロ(約2万5700円)と、資本金を支払います。最低資本金は2500ユーロ(約34万円)からですが、支払いを後回しにすることもできます。
送信した情報は1営業日中に精査され、納付の結果はメールで届きます。

3. 銀行口座を開設する

エストニアでの起業には、EU IBAN(International Business Account Number)アカウントという銀行口座が必要になります。こちらもオンラインで完結する仕組みが用意されています。

HolviのIBANアカウントを開設する
2017年5月からHolviというFintech企業がe-Residency向けにIBANアカウント開設のサービスを始めたようです。開設は無料ですが、月あたり35ユーロ(約4700円)の講座維持費が必要です。

諸費用まとめ

初期費用

  • e-Residency登録料: 100ユーロ
  • 登記時納付金: 190ユーロ

月あたり費用

  • ビジネスサービスプロバイダ: 60〜200ユーロ
    うち、

    • 住所: 15ユーロ
    • 口座: 35ユーロ

結局日本円では初期費用約4万円、月あたり8千〜2万7千円

という結果になりました。もちろん、IDカードを受け取りに行く渋谷までの交通費などはそれぞれ異なるでしょうからご自身の状況に合わせて計算してください。

これを日本での法人設立より得と見るか損と見るか、一概には評価できませんが、エストニアでの電子起業は法人設立の未来を見せてくれる感じがしますね。

参考資料

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